Webサイト上で画像やPDFなどのファイルを直接ダウンロードさせたいとき、
JavaScriptを使わなくても、実はHTMLの <a>
タグだけで簡単に実現できます。
それが download
属性です!
この記事では、download
属性の使い方と、知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。
もくじ
download
属性とは?
<a>
タグに download
属性を追加することで、リンク先のファイルをブラウザで開かずに直接ダウンロードさせることができます。
<a href="example.pdf" download>PDFをダウンロード</a>
クリックすると、example.pdf
がダウンロードされます!
ファイル名を指定するには?
download="好きなファイル名"
と書くことで、保存されるファイル名を任意に指定することも可能です。
<a href="sample.pdf" download="資料.pdf">資料をダウンロード</a>
👉 ユーザーのダウンロードフォルダには 資料.pdf
という名前で保存されます!
よく使うシーン
- PDFやWordなどの資料ダウンロード
- 画像素材やZIPファイルの配布
- 音声や動画ファイルのダウンロード(mp3 / mp4 など)
注意点
1. 同一ドメインのみ有効
download
属性は、**同一オリジン(同じサイト内)**のリンクにしか機能しません。
<a href="https://example.com/file.pdf" download>OK</a> ← ✅
<a href="https://google.com/file.pdf" download>NG</a> ← ❌
外部リンクでは download
属性は無視され、通常通りそのまま開かれます。
2. Content-Disposition
ヘッダーが優先される
サーバー側が「このファイルは inline 表示だよ」と指示していると、download
属性を使っても強制的にダウンロードにはならない場合があります。
3. セキュリティ上、ユーザーの許可が必要な場合あり
一部のブラウザでは「自動ダウンロード」や「JSでクリック発火」などに対して警告が出ることがあります。
→ 自然なクリック操作を前提にしましょう。
まとめ
内容 | 説明 |
---|---|
属性名 | download |
効果 | ファイルを開かずに直接ダウンロード |
ファイル名指定 | download="任意の名前" |
制限 | 同一ドメインのみ動作、外部リンクには非対応 |
応用 | PDF・画像・音声などの配布に便利! |
HTMLだけで簡単にダウンロードリンクが作れるので、
サイトに資料配布・素材提供機能を加えたい時にとっても便利です!
ぜひ活用してみてくださいね