Web制作におすすめの生成AIはどれ?ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot・Cursor・Codex・Perplexityを比較

  2026年8月2日

Web制作向け生成AI7サービスの比較

Web制作に生成AIを取り入れたいと思っても、「ChatGPT、Claude、Gemini、GitHub Copilot、Cursor、Codex、Perplexityのどれを選べばよいの?」と迷いがちです。

結論からいうと、すべての人に共通する1位はありません。文章作成、コーディング、画像生成、情報収集など、主に任せたい作業によって最適なサービスが変わります。

この記事では、Webデザイナーやコーダー、WordPress制作者が実務で使うことを想定して、7つの生成AIを比較します。機能と料金は2026年8月2日時点の公式情報をもとにしています。


先に結論:Web制作の用途別おすすめ

  1. 幅広い作業を1つで済ませたい:ChatGPT
  2. 長文や複数ファイルを読み、丁寧に整理したい:Claude
  3. Gmail・Googleドキュメントなどをよく使う:Gemini
  4. 普段のエディターでコード補完を受けたい:GitHub Copilot
  5. AIを中心に設計されたエディターで開発したい:Cursor
  6. 実際のファイルを横断し、実装・テストまで任せたい:Codex
  7. 最新情報を出典付きで調べたい:Perplexity
Web制作の用途から7種類の生成AIを選ぶ比較図

迷ったら、まず無料プランで同じ依頼を試してみましょう。回答の正しさだけでなく、「直しを頼みやすいか」「自分の作業の流れに合うか」も大切です。

生成AI7サービスの比較表

サービス 得意なこと 向いている人 個人向け有料プランの目安
ChatGPT 文章、コード、画像、ファイル分析を横断した作業 1つのAIで幅広く対応したい人 Plus:月額20米ドル
Claude 長文の整理、文章推敲、コードレビュー 資料やコードを読み込ませて相談したい人 Pro:月額20米ドル(米国)
Gemini Googleサービスとの連携、調査、文章・画像 Google Workspaceをよく使う人 Google AI Pro:月額19.99米ドル(表示地域による)
GitHub Copilot コード補完、IDE内チャット、レビュー 現在のエディターを変えずにAIを使いたい人 Pro:月額10米ドル
Cursor AIコードエディター、複数ファイル編集、Agent AIを中心に実装作業を進めたい人 Pro:月額20米ドル
Codex 複数ファイルの理解、実装、テスト、レビュー 開発タスクをまとまりで任せたい人 ChatGPT各プランに含まれる(上限はプラン別)
Perplexity Web検索、出典確認、複数情報の整理 記事の下調べや比較調査が多い人 Pro:月額20米ドル

※料金は地域、税、為替、契約方法で変わる場合があります。API料金は別です。契約前に各公式ページで最新情報を確認してください。

ChatGPT:文章・コード・画像を幅広く扱いたい人向け

ChatGPTは、企画、文章作成、コーディング、ファイル分析、画像生成までを1つの会話の中で進めやすい総合型のAIです。Web制作では、構成案を作る、HTMLやCSSを修正する、エラーの原因を整理する、記事の図版を考える、といった作業を横断できます。

  • サイト構成や記事構成のたたき台を作る
  • HTML・CSS・JavaScript・PHPのコードを説明、修正する
  • スクリーンショットやファイルを渡して問題点を整理する
  • 記事用の画像やデザイン案を作る

「まず1つ契約するならどれ?」と聞かれた場合、作業範囲の広いWeb制作者にはChatGPTが候補になります。一方で、出力されたコードや情報はそのまま採用せず、ブラウザ確認、テスト、公式ドキュメントとの照合が必要です。

ChatGPTの公式料金ページ

Claude:長文・コードレビュー・文章推敲を重視する人向け

Claudeは、長い文章やまとまったコードを読み込ませ、要点を保ちながら整理・推敲していく作業と相性がよいサービスです。仕様書と既存コードを渡して影響範囲を整理したり、記事全体の論理の流れを見直したりするときに使いやすいでしょう。

  • 複数の文章を1つのトーンにそろえる
  • 長いコードの構造や改善点を説明してもらう
  • 仕様書から実装手順と確認項目を作る
  • Artifactsで文章や簡単な制作物を別画面に展開する

文章の読みやすさやレビューの対話を重視する人は、ChatGPTと同じ課題をClaudeにも渡し、返答の進めやすさを比べるのがおすすめです。

Claudeの公式料金ページ

Gemini:Googleサービスを中心に仕事をしている人向け

Geminiは、Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブなどを日常的に使う人にとって導入しやすいAIです。Google AI Proでは、Geminiの利用上限拡大やDeep Researchに加え、Googleアプリ内の支援機能が用意されています。

  • Gmailの内容を整理して返信案を作る
  • Googleドキュメントで文章を下書き・推敲する
  • ドライブ上の資料を使って情報をまとめる
  • 画像や動画を含むクリエイティブ作業を試す

Googleのサービスに仕事が集約されているなら、AI単体の性能だけでなく、ファイルを移動せずに使えることが大きなメリットになります。機能によって対応地域や年齢などの条件がある点は確認しましょう。

Google AIプランの公式ページ

GitHub Copilot:エディター内での実装を速くしたい人向け

GitHub Copilotは、VS CodeなどのコードエディターやGitHub上で使うことを中心に設計されています。入力中のコード補完、チャット、変更提案、コードレビュー、エージェント機能など、実装の流れを止めずに支援を受けられるのが特徴です。

  • 繰り返し処理や定型コードを補完する
  • 開いているファイルの文脈で修正を相談する
  • テストコードやコメントを作る
  • 差分やプルリクエストをレビューする

無料プランでは月間のコード補完などに上限があり、Proではコード補完や次の編集候補が拡張されます。文章や画像も含めて幅広く相談するなら総合型AI、コーディング中の操作回数を減らしたいならCopilot、という使い分けがわかりやすいです。

GitHub Copilotの公式料金ページ

Cursor:AIコードエディターで開発したい人向け

Cursorは、AIを中心に設計されたコードエディターです。コード補完だけでなく、コードベースの検索、自然言語による編集、複数ファイルの変更、ターミナルコマンドの実行まで、エディター内でまとめて進められます。

  • 次に書くコードや編集内容を予測して補完する
  • プロジェクト全体を検索して質問に答えてもらう
  • Agentに複数ファイルの編集やエラー修正を任せる
  • 変更差分を確認してからコードへ反映する

VS Codeに近い操作感で、拡張機能やキーバインドを移行しやすいため、エディターごとAI中心の環境に変えたい人に向いています。Hobbyは無料、個人向けProは月額20米ドルで、Agentの利用量や対応モデルなどが拡張されます。

Cursor公式ページCursor公式料金ページ

Codex:実装・テスト・修正をまとまりで任せたい人向け

CodexはOpenAIのコーディングエージェントです。質問にコード例を返すだけでなく、選択したフォルダーやGitリポジトリのファイルを読み、コードの作成・修正・レビュー・デバッグ・テストなど、開発作業をまとまりで進められます。

  • 既存テーマやプラグインの構造を調べて修正する
  • 複数ファイルにまたがる機能追加やリファクタリングを行う
  • テストやビルドを実行し、結果を確認しながら直す
  • 差分を確認できる形でコードレビューや修正案をまとめる

GitHub Copilot・Cursor・Codexの違い

GitHub Copilotは、使い慣れたエディターへ追加して補完やチャットを利用したい人向けです。Cursorは、エディター自体をAI中心の環境へ切り替え、補完とAgentを同じ画面で使いたい人に向いています。Codexは、アプリ・IDE・ターミナル・クラウドから目的を伝え、ファイル調査、実装、テスト、修正まで進めてもらう「作業型」の使い方に向いています。

たとえばWordPressテーマの修正では、現在のエディターで数行のCSS候補を補完してほしいならCopilot、AIと相談しながらエディター内で複数ファイルを編集したいならCursor、関連ファイルの調査から変更・動作確認までまとまりで依頼したいならCodex、という使い分けができます。いずれも最終的な差分確認と公開前テストは人が行いましょう。

CodexはChatGPTの各プランで利用でき、利用上限はプランによって異なります。アプリ、IDE、ターミナル、クラウドなど、作業環境に合った使い方を選べます。

Codexの公式ページChatGPTプランでのCodex利用について

Perplexity:最新情報を出典付きで調べたい人向け

Perplexityは、Web上の情報を検索し、参照元を確認しながら答えを整理したい場面で便利です。技術仕様の変更、料金、ブラウザ対応、競合サイト調査など、情報の新しさと根拠が重要な下調べに向いています。

  • 複数の公式ページから仕様を比較する
  • 記事テーマの市場動向や関連用語を調べる
  • 回答に付いた出典を開いて内容を確認する
  • PDFやファイルを追加して調査する

ただし、出典が付いていても、回答と出典の内容が一致しているとは限りません。記事に使うときはリンク先を開き、更新日、対象地域、一次情報かどうかまで確認しましょう。

Perplexity Proの公式案内

Web制作の作業別に選ぶなら

コーディング・修正

現在のコードエディターで補完を受けたいならGitHub Copilot、AI中心のエディターで補完とAgentを使いたいならCursor、複数ファイルを横断して実装・テストまで任せたいならCodex、要件整理からコード説明まで会話で進めたいならChatGPTまたはClaudeが候補です。WordPressでは、テーマやプラグインの仕様、PHPのバージョン、既存のカスタマイズを伝えてから依頼すると精度が上がります。

ブログ記事・Webライティング

構成、本文、図版までまとめて進めるならChatGPT、長文の読み直しやトーン調整を丁寧に行いたいならClaudeが使いやすいでしょう。検索情報を記事に含めるときはPerplexityなどで一次情報を探し、公式ページを確認してから執筆します。

画像・デザイン案

文章と同じ流れでアイキャッチや挿絵を作るならChatGPT、Googleの画像・動画系機能も含めて試したいならGeminiが候補です。生成画像は、文字の誤り、既存ブランドとの類似、人物や商品の不自然さを公開前に確認してください。

調査・比較

出典を見ながら短時間で情報を集めるならPerplexity、集めた資料をもとに企画や文章へ発展させるならChatGPT、Claude、Geminiが向いています。「検索するAI」と「制作するAI」を分けて使うと、根拠確認とアウトプットを両立しやすくなります。

おすすめの組み合わせ

  • できるだけ1つにまとめる:ChatGPT、またはGoogle中心ならGemini
  • 今のエディターでコード補完:GitHub Copilot+ChatGPTまたはClaude
  • AI中心のエディターで開発:Cursor+必要に応じてChatGPTまたはClaude
  • 実装・テストをまとめて任せる:Codex+必要に応じてChatGPT
  • 記事制作中心:Perplexityで調査+ChatGPTまたはClaudeで構成・執筆
  • 長い仕様書や既存コードが多い:Claude+Codex

最初から複数の有料プランを契約する必要はありません。無料枠で1〜2週間試し、「毎週繰り返す作業がどれだけ減ったか」を基準に有料化を判断すると、使わないサブスクリプションを増やしにくくなります。

生成AIをWeb制作で使うときの注意点

  1. 個人情報や機密情報をそのまま入力しない:契約、学習設定、組織向けプランのデータ取り扱いを確認します。
  2. コードは必ずテストする:セキュリティ、アクセシビリティ、ブラウザ対応、バージョン差を人が確認します。
  3. 一次情報を確認する:料金、法律、技術仕様、最新ニュースは公式ページまでたどります。
  4. 著作権とライセンスを確認する:文章、画像、コードとも、既存作品や公開コードとの類似を確認します。
  5. 丸投げせず目的と条件を伝える:対象読者、使用環境、完成条件、変更してはいけない箇所を明確にします。

まとめ:性能ランキングより作業との相性で選ぶ

Web制作向けの生成AIは、総合力ならChatGPT、長文やレビューならClaude、Google連携ならGemini、現在のエディターでの補完ならGitHub Copilot、AIコードエディターならCursor、実装・テストをまとまりで任せるならCodex、出典付き調査ならPerplexity、という整理から始めると選びやすくなります。

AIの名称やベンチマークだけで決めるのではなく、自分が毎週行っている作業を同じ条件で試してみてください。最も返答が派手なサービスより、修正の往復が少なく、確認しながら安全に仕事を進められるサービスが、実務では役立ちます。

ABOUTこの記事を書いた人

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  • Editor: うぇぶもようの中の人